マイク・ジョンソン米下院議長(共和、ルイジアナ州)はトランプ政権に対し、共和党下院議員の大半は、医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の補助金延長には前向きではないと警告した。事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、多くの米国民の医療費が来年大幅に上昇するのを回避することが政治的にいかに困難かを浮き彫りにしている。ジョンソン議長のメッセージは、ドナルド・トランプ大統領のアドバイザーらが補助金を2年間延長する医療保険プランの草案作成に取り組む中、政権側との電話協議で伝えられた。ジョンソン議長の見解は、今後数週間で合意をまとめる上で立ちはだかる障害の大きさを物語っている。連邦議会は政府機関の閉鎖を解除するため、民主党議員が採決に協力した際の条件として約束された医療保険関連の投票を12月中旬までに行う必要がある。延長されなければ補助金は年末に失効し、税額控除を受けている2000万人以上に影響が及ぶことになる。
米下院議長、オバマケア補助金延長案巡り政権側に警告
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