ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院のNICU(新生児集中治療室)で研修していたが、指導医の高砂に言われ、小児科での研修が始まった。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第39話「小児科の算数」を掲載する。
【あらすじ】
主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医。
NICU(新生児集中治療室)で研修中だったが、残りの研修は小児科で行うこととなった。指導医は、常に笑顔を絶やさないと言われる安富だ。
午前中だけで大勢の子どもが診察に訪れ、子どもに注射を一本打つだけでも大変な作業だと気づいた斉藤。安富は「大人なら自分で症状を説明できますからね…口うるさい保護者が付いてくる事もないですし」と諭す。
慌ただしい小児科は体力的にはきつい研修だったが、安富は「よかったら小児に来ませんか?」「最近は小児科医になりたいという人が少なくなったものですから」と斉藤を誘う。
夜になり、救急外来がスタートした。昼間より患者が多いようにも思われ、夜でも多忙を極める安富と斉藤。
小児科では子ども本人ではなく、保護者とのやり取りが大変だ。「ウチの子の方が先だぞ!」といった怒号が飛ぶ。
人手を増やした方がいいのではないかと安富に尋ねる斉藤だが、日本の小児科の経済的事情や厳しい現実を知ることになるのだった――。
若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰







