生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

若さ・気力・体力を保つには、三流はサプリを補う、二流は休んで整える、では一流は?Photo: Adobe Stock

運動、どのくらいさぼっていますか?

 気力と体力を保つため、「運動」にもテクノロジーを取り入れよう、というお話をしたいと思います。

筋肉がすべて

 なにをおいても健康を保つことが気力・体力へのカギですが、健康を保つことの柱の1つに、私は筋肉を蓄えることがあると考えています。

サプリや休息より「筋肉を増やす」という攻めでいく

 若々しさを保つためにサプリを飲んだり、肌に気を使う人がいますが、これについても私は筋肉を増やして運動するのが一番簡単だと考えています。

 たとえばファッションも、スタイルが悪い人がハイブランドに身を包むより、スタイルのいい人がユニクロを着た方がかっこよく見えます。

ファッションより運動に投資する

 つまり、ファッションに投資する時間やお金があるのなら、それは趣味の範囲にとどめ、それと同等あるいはそれ以上に、自分の体型維持や向上に時間やお金を使ったほうが、健康的で美しく、気力・体力のあふれた人生を送ることができるだろうということです。

「最大酸素摂取量」は寿命と相関する

 寿命を予測する数値はいくつかありますが、代表的なものを挙げると次の3つと言われています。

①歩行速度
②最大酸素摂取量(VO2 max)
③善玉コレステロール値

「運動」と「食生活」で数値を保つ

 これらはすべて加齢とともに下がりますが、日常的に運動したり、食生活に気を使ったり、歩いたりする人は、大きく下がらず横ばいを保ちます。

歩行速度も大事なポイント

 歩行速度が同年齢の人よりも速く、血液が効率的に酸素を運び、善玉コレステロールが活発だと、体内の血液の浄化作用がうまく働き、動脈硬化を筆頭とした血管の病気になりにくい。

 だからしっかり筋肉をつけるわけです。

筋肉をつけるためにテクノロジーを利用する

 ではどうやって筋肉を保つか、増やすかですが、これは無理な筋トレをするよりも、日常生活の生活習慣で補うべきだと考えます。

 たとえば私は家でも旅行先でもVRを持ち歩き、どこでも有酸素運動やトレーニングができるよう備えています。

※VR(VRゴーグル):仮想現実(Virtual Reality)を現実であるかのように体験できる専用ゴーグルを装着することで、視覚・聴覚などを通じて仮想空間に入り込む没入感を得ることができる。

狭いスペースでも大丈夫

 1.5m四方程度の両手が広がるスペースがあれば、VRのスペースは作れます。

 スポーツクラブに行って着替えて、運動して、また戻って……という時間がない人も、スポーツクラブとほぼ同じクオリティのトレーニングを、バーチャルリアリティの中で受けられるのでVRはかなりおすすめです。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。)