「ホントはホッとしてるんでしょう?」職場で微妙な三角関係!?エレベーターで女性に言われた一言に動けなくなる【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院の小児科で研修が始まった。小児科の夜は目が回るような忙しさだったが、斎藤は救急車を受け入れられなかったことを後悔していた。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第41話「普通の医者」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医。小児科で研修をしている。

 小児科は昼も夜も多忙で、人手不足だ。夜になると救急外来が始まり、まさに不眠不休で働いている。

 さすがの斉藤も、顔が暗く疲れ切っていて、子どもに「お熱があるの?」と聞かれてしまう始末……。指導医の安富に「笑顔ですよ」「そうやって顔に出さない!」と注意を受ける。36時間連続勤務も小児科の世界では当たり前だという。

 斉藤が気にしていたのは、昨夜、心肺停止になった2歳の男の子を運ぶ救急車の受け入れを断ってしまったことだった。実際、満床かつ人手不足で受け入れることは難しかった。しかし、「結果的に後回しにできた子だって…」とぼやく。

 すると、安富は2歳の男の子が亡くなったらしいと伝える。斎藤はショックを受け、「本当にどうすることもできなかったんですか!?」と激昂する。

 そんな斉藤に安富は「僕を否定する事で自分を正当化するのなら、それはただの自己満足です」としかる。

 看護師の皆川は落ち込む斉藤を励まそうとする。そのエレベーターに偶然、看護師の赤城カオリが乗り込み、厳しい言葉を言われてしまう。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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