24時間のうちに血なまぐさい事件が立て続けに発生した。まず13日、シリア治安部隊の一員だった過激派組織「イスラム国」(IS)のテロリストによって米国人3人が殺害され、3人が負傷した。続いて、米ブラウン大学で銃撃事件が発生し、学生2人が死亡、9人が負傷した。本稿執筆時点で犯行の動機は分かっていない。さらに、オーストラリアでユダヤ教の祭典ハヌカを狙ったテロ攻撃があり、少なくとも15人が死亡、40人が負傷した。12日には、ドイツ警察がクリスマスマーケットへの攻撃を企てた疑いで5人の男を逮捕した。容疑者はモロッコ人が3人、シリア人とエジプト人がそれぞれ1人だった。同日夜には、カリフォルニア州レッドランズのユダヤ人宅が銃撃された。被害者と連絡を取っているユダヤ系団体「名誉毀損(きそん)防止同盟」によると、「容疑者はユダヤ人を中傷する言葉を叫び、ハヌカの飾り付けがはっきりと施されていた住宅に向けて約20発を発砲した」。
【社説】テロ相次ぐホリデーシーズン
シリア・米国・豪州で相次いだ銃撃事件、イスラム過激派による西側諸国へのテロは終わっていない
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