「大人にテストする」の真意とは?

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本マンガ:うのき 『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』(ダイヤモンド社刊より)

さわ:それですそれです。

――わからない言葉にであったら、親にテストする。「この言葉の意味わかる?」と。そしてその親の回答が合っているかどうか辞書で調べる。間違っていたら親に教えてあげるんです。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』(ダイヤモンド社刊より)

さわ:テストする側に回るっていうのが、まずすごくユニーク!

――親としてはちょっと嫌ですけどね。笑

さわ:まぁ。笑 でも、まさしく言語理解の能力を鍛える話だなと。しかも、これは親子同時に鍛えてる! 画期的!

――親子でテストしし合うっていうのも良いですよね。

さわ:そうですね、親子のコミュニケーションにもなる。子どもも大人もですが、今の人ってすごくストレスを抱えてるので。意識してるかしてないかは別として。些細なことでコミュニケーション取れてると、不安を感じた時に話しやすくなるんです。普段、コミュニケーション取れてないのに、いきなり「不安とかない? ストレス抱えてない?」って聞かれても答えづらいじゃないですか。

――答えられないですね。仕事でも、コミュニケーションとってない上司にいきなり、「なんか困ってないか?」とか聞かれても、それがいちばん困りますもん。(笑)

さわ:ほんと。笑 だから、わからない言葉に出会ったらいちいち親に聞いてテストするって、一見めんどくさいと感じるかもしれないですが、ほんとうに言語能力が鍛えられて頭がよくなるし、親子関係もよくなるという一石二鳥なんですよね。コスパいい!

――たしかに!子どもにテストされたら絶対にめんどくさがらずに答えます!

<本稿は『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』(菅藤佑太著)に関するインタビュー記事です>

精神科医さわ(せいしんかい・さわ)
塩釜口こころクリニック(名古屋市)院長。児童精神科医。精神保健指定医、精神科専門医、公認心理師
1984年三重県生まれ。開業医の父と薬剤師の母のもとに育ち、南山中学校・高等学校女子部、藤田医科大学医学部卒業。勤務医時代はアルコール依存症など多くの患者と向き合う。発達ユニークな娘2人をシングルで育てる母でもあり、長女の不登校と発達障害の診断をきっかけに、「同じような悩みをもつ親子の支えになりたい」と2021年に塩釜口こころクリニックを開業。開業直後から予約が殺到し、現在も月に約400人の親子を診察。これまで延べ5万人以上の診療に携わる。患者やその保護者からは「同じ母親としての言葉に救われた」「子育てに希望が持てた」「先生に会うと安心する」「生きる勇気をもらえた」と涙を流す患者さんも多い。
YouTube「精神科医さわの幸せの処方箋」(登録者10万人超)、Voicyでの毎朝の音声配信も好評で、「子育てや生きるのがラクになった」と幅広い層に支持されている。
著書にベストセラー『子どもが本当に思っていること』『児童精神科医が子どもに関わるすべての人に伝えたい「発達ユニークな子」が思っていること』(以上、日本実業出版社)、監修に『こどもアウトプット図鑑』(サンクチュアリ出版)がある。