「残業や休日出勤は可能ですか?」面接でこう聞かれたら正直に答えますか?
『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、「残業や休日出勤は可能ですか?」に対する一瞬で内定をとる人の答え方について著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

面接Photo: Adobe Stock

はっきり答えることが重要

就活や転職の面接で、「残業や休日出勤は可能ですか?」と条件面について聞かれることがあります。

このときに最も避けるべきは、曖昧な回答や態度を取ることです。

例えば、「ええっと、残業は少しなら…」「土日出勤はたまになら…」と曖昧に答えてしまうと、面接官は「この人は残業や休日出勤が嫌なんだろうな」と思います。あなたが面接官でもそう思いますよね。

曖昧な回答や態度を避け、はっきり答える。これがポイントです。

とにかく残業が嫌なら、「大変申し訳ございません!休日出勤は可能ですが、残業はあまりしたくありません」と答えましょう。

土日出勤が嫌なら「大変申し訳ございません!繁忙期の残業は全く問題ないのですが、土日出勤だけは避けたいと考えております」と答えれば良い。

結局のところ、残業や休日出勤は、ありかなしかですよね。

ありなら、それを武器に「残業も休日出勤もいくらでも大丈夫です!早く成長し、御社に貢献できるようになりたいので、むしろ歓迎です!」ぐらい答えてしまえば良い。

一方で、なしならはっきりと「◯◯だけは避けたいです」と答えましょう。

面接官の立場からすると、「はっきりしていて分かりやすい人」だと評価できます。

「素直な人」の希少性が高い

拙書『脇役さんの就活攻略書』にて、僕のような中堅大学で資格も実績もない、普通の就活生の勝ち筋は「素直さ」にあると書きました。

今回の回答も、まさに素直に答えることが大切だという話ですよね。

僕は求人サイトを運営しているので、多くの人事の方と話す機会があります。

そこでよく聞くのが「素直な人が少ない」という話です。面接でも何か嘘っぽい話をしたり、弱みを隠すような人が多い。面接をしても、そういう人は何を考えているのか分からないそうです。

だからこそ、素直さを武器にすることで東大生よりも評価されることが可能になる。就活のその「評価の余白」は本当に面白いですよね。

みなさんの就活を心から応援しています。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです