深夜に仕事のメールを送るのはマナー違反!上司にどう言えば“罪深さ”を自覚してもらえる?写真はイメージです Photo:PIXTA

言葉は頼もしいパートナー。あなたに力や勇気や幸せを与えてくれます。「大人の言い換え力」に磨きをかけて、日常のピンチを華麗に切り抜けたり、果敢に立ち向かったりしましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 年配の上司は深夜や早朝でもおかまいなしに、仕事のメールを送ってくる。

 すぐ返信する必要がないメールばかりだが、スマホの通知が鳴って目に入ってしまうのがストレスだ。

 さすがに、面と向かって「マナー違反ですよ!」と責めるわけにはいかない。どう言えば、上司に自分がやっていることの“罪深さ”を自覚させることができるか?

(A)「お気持ちはわかるんですが、深夜にスマホが鳴ると激しい動悸が……」
(B)「眠れなくて病院に行ったところ、深夜のメールが原因と言われました」
(C)「業務時間外に部下にメールを送るのは、パワハラじゃないでしょうか」

正解は……

A

◎ (A)「お気持ちはわかるんですが、深夜にスマホが鳴ると激しい動悸が……」
△ (B)「眠れなくて病院に行ったところ、深夜のメールが原因と言われました」
× (C)「業務時間外に部下にメールを送るのは、パワハラじゃないでしょうか」

解説

 ほんの10年程前まで、いわゆる「メール」は送る時間を気にする必要はありませんでした。しかし昨今は、スマホが普及して、リアルタイムで通知が届く設定にしている人が増えたこともあり、深夜や早朝にメールを送るのは立派な「マナー違反」になっています。

 年配の上司は、昔の感覚が残っているのでしょう。急ぎの場合は仕方ないにせよ、そうじゃないメールを送るのは、それこそ「パワハラ」と言われても仕方ありません。かといってCだと刺激が強すぎるし、反発が先に立って聞く耳を持ってもらえない可能性が大です。

 ここはAのように、いちおう相手の事情もくみ取りつつ、具体的な被害を訴えましょう。うそをまじえたBも悪くはありませんが、話が重すぎて反射的に自己弁護を始めそうです。

石原壮一郎・コラムニストのプロフィール