米クリーブランド地区連銀のベス・ハマック総裁は、米連邦準備制度理事会(FRB)が直近3回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを実施した後、今後数カ月間は金利を変更する必要はないとの見方を示した。ハマック氏は最近の利下げに反対してきた。当局者が過去数カ月で累計0.75ポイントの利下げを実施するきっかけとなった労働市場にみられるかもしれない脆弱(ぜいじゃく)性よりも、高止まりするインフレを懸念しているためだ。ハマック氏は今年、FOMCで投票権を持つメンバーではなかったが、来年は投票権を持つことになる。同氏は18日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のポッドキャスト「テイク・オン・ザ・ウイーク」のインタビューで「私の基本シナリオは、インフレが目標に向かって低下しているか、雇用情勢がより顕著に弱まっているかのいずれかについて、より明確な証拠が得られるまで、しばらくの間、現在の水準にとどまることができるというものだ」と述べた。
クリーブランド連銀総裁、春までの金利据え置き支持
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