人生は思うようにいかないことばかり。
努力しても報われない日もある。
誰にも理解されず孤独を感じる夜もある。
それでも、人は小さな言葉で再び立ち上がることができる。
そんな「人生を豊かにしてくれる言葉」を集めたのが
『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)だ。
あなたの悩みをきっと解決してくれる言葉があるはず。
耳を澄ませて読んでほしい。

「やりたいことがわからない」症候群Photo: Adobe Stock

「やりたいこと」って何だろう?

「やりたいことは?」と聞かれても答えられない。

 周りは夢や目標を語っているのに、自分には何もない気がする。
 そのたびに心は焦りと劣等感でいっぱいになる。

 でも、「やりたいことがわからない」のは珍しいことではありません。
 むしろ多くの人が同じ悩みを抱えています。なぜなら、やりたいことは頭の中で生まれるものではなく、行動の中で芽生えるからです。

 最初から明確な目標を持っている人はごく一部。
 多くの人は試しながら「これが好きだ」と気づいていきます。
 本や映画だって、読んだり観たりしなければ好みはわかりません。
 人生も同じで、動いてみてはじめて「これだ」と心が反応するのです。

「何もない自分」と思うときほど、視野が狭くなっています。
 だから大きな夢を探すより、小さな興味に触れてみてください。
 散歩の途中で気になるお店に入ってみる。少し気になる本を手に取ってみる。
 そうした些細な行動が、新しい扉を開いてくれます。

 わたし自身も20代、30代の20年間「やりたいこと」が見つかりませんでした。
 その原因は、行動しなかったこと。時間がまったくなかったわけではありません。仕事が忙しいことをもっともらしい言い訳にして、長い間、新しいことに挑戦しませんでした。
 そんなわたしも、軽い気持ちで始めた発信活動が少しずつ広がり、楽しくなり、やがて本業になるまで広がっていきました。
 これは、最初から見えていたわけではなく、動いたから見えてきた未来でした。

 やりたいことは「見つける」のではなく「育てる」ものです。
 いきなり完璧な形で見つかることはありません。その必要もありません。
 いくつかの小さな選択を重ねるうちに、気づけば道ができています。

やりたいことは
見つけるものではなく
育てていくもの

※本稿は、『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)より一部を抜粋・編集したものです。