毎日が驚くほど楽になる! 最強の処方箋
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、累計33万部を突破した人気シリーズの原点『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)です。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。
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自分軸で生きるために「やめるべき」2つの習慣
今日は「自分軸になるために、やってはいけない2つのこと」をお届けします。
私は「自分軸」の大切さを繰り返しお伝えしています。自分軸とは、何かを選ぶ時に「自分がそれに納得しているか」を基準にすることです。しかし、無意識のうちに自分軸を失わせる「2つの悪い習慣」があります。
❶「即答する」のをやめる
まず1つ目は、何事にも即答してしまう癖です。自分軸で生きる、つまり「自分が納得しているか」を確かめるには、どうしても「考える時間」が必要です。相手に何かを頼まれたり誘われたりした際、すぐに「はい」と答えてしまうと、自分の本心を確かめる余裕がなくなってしまいます。
もちろん、すでに自分の気持ちが固まっているのなら即答しても構いません。しかし、つい反射的に答えてしまう人は、自分の人生を他人に委ねる「他人軸」に陥りやすくなります。
まずは一呼吸置き、「これは本当に自分がやりたいことだろうか?」「嫌な気持ちはないだろうか?」と自分に問いかける時間を設けてみてください。
❷「相手の気持ちだけ」を考えるのをやめる
2つ目は、相手の気持ち「だけ」を優先してしまう習慣です。誤解しないでいただきたいのは、「相手の気持ちを考えること自体」は決して悪いことではないということです。問題なのは、自分の気持ちを置き去りにして、相手のことだけを考えてしまう点にあります。
他人軸で生きている人は、無意識に自分の優先順位を下げてしまいがちです。「自分のやりたいことをやるのは悪いことだ」と思い込んでしまい、結果として「何だか毎日が楽しくない」「大切にされていない」というモヤモヤを抱えることになります。
自分の気持ちと相手の気持ちは「対等」
ここで大切にしてほしい考え方が、ドイツ哲学の言葉にある「アウフヘーベン(止揚)」という概念です。これは、例えば「Aという意見」と「Bという意見」があるときに、どちらか一方が正しいとするのではなく、両方の要素を汲みとって「新しい答え」を見つけ出そうとする考え方です。
人間関係も同じです。
●「私の気持ちはこうです」
この2つは本来、完全に対等なものです。相手の気持ちを大切にするのと同じくらい、自分の気持ちも大切にしてください。両方をテーブルの上に乗せて眺めてみることで、「じゃあ、こうしてみようか」という新しい選択肢(自分軸の答え)が見えてくるはずです。
自分を大切にすることから始めましょう
自分軸で生きられない人は、自分自身の気持ちを後回しにしているため、「誰からも大切にされていない」と感じてしまいがちです。ですが、実は「自分が自分の気持ちを一番後回しにしている」ことが原因である場合が多いのです。
●相手だけでなく、自分の気持ちも同じくらい尊重する
この2つを意識するだけで、日々の行動パターンや心の持ちようは少しずつ変わっていきます。「自分を優先するのは悪いことではない」ということを、ぜひ覚えておいてくださいね。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。






