【解説】「安全域」があなたの資産を守る盾になる
バリュー株投資の最大のメリットは、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットも重視する「安全域(マージン・オブ・セーフティ)」を確保できる点にあります。
グロース株は「将来のバラ色のシナリオ」を前提に株価がついているため、計画が少しでも未達になれば、期待が剥落して株価は急落します。一方、バリュー株はすでに「最悪の事態」を織り込んで低く評価されていることが多いため、さらなる下落余地が限定的です。
この「下値の固さ」こそが、暴落相場においても冷静な判断を支える心理的な余裕を生み出してくれます。
投資の勝率を上げる「複利と生存」の法則
投資の世界では、一度でも資産を10分の1にしてしまうと、元の水準に戻すためには10倍(1000%)の利益を出さなければなりません。これは至難の業です。
●グロース株:短期的に資産を数倍にする力があるが、一瞬で溶かすリスクも併せ持つ
●バリュー株:資産を増やすスピードはゆっくりだが、大きな損失を避けやすい
●バリュー株:資産を増やすスピードはゆっくりだが、大きな損失を避けやすい
結局のところ、長期的な資産形成で最も重要なのは、大きなマイナスを出さずに「市場に居続けること」です。退屈に耐え、複利の力を味方につけた投資家だけが、最終的に億単位の資産にたどり着くことができます。
感情をコントロールする「規律」の重要性
隣の芝生(グロース株)が青く見えるのは、投資家の宿命です。しかし、そこで焦って飛びつくのは、ギャンブルに近い行為かもしれません。
バリュー株投資家として成功するためには、周囲の喧騒に惑わされない「孤高の忍耐力」が求められます。「自分の理解できる範囲(守備範囲)で、安く買ってじっくり待つ」。このシンプルで退屈な規律を徹底できるかどうかが、10年後の資産額を決定づける分かれ道となるでしょう。
※本稿は『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。










