
2025年、突如として姿を現した億トレーダーVTuberのあばねちゃん。投資歴25年でハタチという意味不明の設定で、アイコンの美少女ぶりと、熟練トレーダーならではの深い洞察のギャップが受けて、たちまち人気者に。YouTubeでは初っ端から、トレードで410億円の資産を築いた株界の超大物cisさんとの対談を配信。熟練トレーダー同士ならではの歯切れよくレベルの高い会話で、視聴者を驚愕させた。あばねちゃん誕生秘話から、25年も相場に居続けているからこその相場分析を、たっぷりと語ってもらった。(須賀彩子、ダイヤモンド・ザイ編集部)
自身が億トレだからこそ
深掘り対談ができる
記者:今日もめちゃめちゃ可愛いです! VTuberとして転生したのは、どうしてだったんでしょうか。
あばねちゃん:投資の世界って、VTuberとして発信している人があまりいなかったんですよね。アニメっぽい姿なら、年齢を気にせず、長く相場の話を続けていける。投資の世界では、何よりも経験が大事なので。何年経っても同じ姿で相場を語るには、すごく相性がいいなと思いました。
記者:YouTubeの対談ゲストに、いきなりcisさん、その次はテスタさんと、超大物が次々と登場したので、「あばねちゃんって何者?」と、視聴者の興味をそそっています。あばねちゃん自身が億トレーダーなので、会話が面白いしすごく勉強になる。これが人気の秘密のようですね。
あばねちゃん:気づいたら、ずいぶん長く相場にいますね。cisさんやテスタさんとは、同じ時代を生きてきて、同じ痛みを知っています。だからこそ、表面的ではない話が自然とできるのでしょう。
大物トレーダーとの対談で心がけているのは、「ここでしか聞けないところまで、ちゃんと踏み込むこと」です。実際に10億円単位のお金を動かしている人間が、その瞬間、何を考えて、どの板を見ていたのか。そういうところを聞くようにしています。同じ目線で話せるからこそ、踏み込んだ話をしてもらえるのかな、と思っています。
記者:2025年のクリスマスの夜には、kenmoさんとの対談もリアルタイム配信していましたね。
あばねちゃん:大物トレーダーの方との対談は、ひとつの軸として続けていきたいなと思っています。kenmoさんは、著書『5年で1億貯める株式投資術』(ダイヤモンド社刊)を読んで、「この考え方、面白いな」って感じるところが多くて。思いきって「動画に出てください!」ってお願いしました。
あばねちゃんの配信では、トレードの考え方や経験は、できるだけ隠さずに話すようにしています。他の億トレ投資家さんにも、「あばねちゃんなら話してもいいかな」って思ってもらえたら、うれしいですね。
記者:大物トレーダーとの対談のほかに、YouTubeで朝と夜、1日2回のライブ配信活動をしています。
あばねちゃん:朝は、寄付き前の空気を感じたくて、朝8時20分から配信しています。気配を見ながら、イナゴたちと「今日はどんな相場になりそうか」を共有する時間ですね。
夜は、その日の反省や最新ニュースの深掘りをする。このサイクルを回し続けることで、常に相場の熱量を逃さないようにしています。
記者:視聴者を「イナゴ」って呼んでいるので、テスタさんにも怒られていましたよね。視聴者との距離感にも、独特のものを感じます。
あばねちゃん:あばねちゃんの配信を見に来てくれる人は、デイトレやスイングなど短期トレーダーが多くて、共通言語が同じなんですよ。みんな投資偏差値が異常に高くて、あばねちゃんよりも資産が多い人や、トレードが上手い人もいっぱいいます。
ライブ配信中のコメント欄では、「気になる銘柄はコレ!」とか、「その入り方はちょっと危ないかも…」みたいなことを気軽に書いてくれる。あばねちゃんにとっても、イナゴの皆から色々教わっています。
弾丸が飛び交う相場の中を一緒に走っている、「戦友」みたいな距離感でいたいなと思っています。







