イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は9日、急拡大する反体制デモにも、介入をちらつかせるドナルド・トランプ米大統領にも屈しない姿勢を示した。前日には首都テヘランで数年ぶりの大規模な抗議行動が実施されたが、9日も新たなデモが予定されている。昨年12月下旬に通貨安や高インフレへの不満から始まったデモは体制変更を求める運動に発展した。デモ隊は8日、1979年のイスラム革命で滅びたパフラビー王朝のレザー・パフラビー元皇太子への支持を訴えるなど、反体制スローガンを唱えた。1989年から最高指導者としてイランを率いてきたハメネイ師は9日、聖都コムに集まった支持者に向けて、権限を委譲するつもりはないと語った。「イスラム共和国は引き下がらないと、誰もが知っているはずだ」とし、テヘランでの暴動は「米大統領にへつらう」「暴徒」のせいだと断じた。