人工島の欠点は国際法で領土として認められないことです。ここにトランプ大統領が着眼すれば、領土ではない場所なので、アメリカの国内法にとらわれず、精製工場や廃棄泥の保管施設を設置することが可能になります。
仮に中国を参考にアメリカがマリアナ諸島の岩礁に人工島を建設したとしたらどうでしょうか?南鳥島だけでなくオーストラリア、ミャンマー、タイなどの国々からもレアアースの鉱石を海上輸送できるようになります。
もちろん深海からすくいあげた泥を人工島で処理するのですから、コストは大幅に割高になります。ただ、レアアースの対中依存度をどう減らすかが課題なのでコストは各国政府からの補助金で克服すればいいという考え方になると思います。
そうは言っても、常識的な人ならわざわざ中国と事を構えるリスクをとって実行しないでしょう。しかし、トランプ大統領だったらどうか?と考えると、1割ぐらいの実現性はあるかもしれません。これがびっくり予測の背景です。
さて、結局のところ、現実としてはこの問題はどうなるのでしょうか?
南鳥島の資源の役割はあくまで中国への依存度を下げるための役目にとどまると考えるのが妥当なラインだと私は考えます。
現実的には日本経済が必要とするさまざまなレアアースを安定的に確保するためには、南鳥島を含めた西側諸国の生産計画だけでは将来的にも需要確保は不十分です。
そうなると現実策としては中国からの供給をどう安定させるかのほうが、政策としては重要でしょう。西側全体で中国とのおりあいをどうつけていくのかが最重要課題になるはずです。
南鳥島の開発計画に過大に期待したり、メディアで大々的にあおるのではなく、ゆっくりと海面下で計画を進める程度にとどめたほうが諸々がうまくいくのではないかと私は思いますが、どうでしょうか。







