「気配りの正解」を覚えて、
相手の無意識に働きかける

 少し突飛なたとえだと思われるかもしれませんが、
「気配りの正解」と「疲れたあとに入るお風呂」は、同じだと思っています。

 くたくたになるまで働いたあとに、湯船につかる。
 その瞬間は誰でも、

「あーーーーっ」

 と声が出ると思います。これは必ず、

「あーーーっ」

 であって、
「いーーーーっ」
 でも、
「おーーーーっ」
 でもありません。

 なぜ「あーーーっ」なのかと問われても、わかりません。
 おそらく、理屈ではないと思います。
 人間の「無意識」の機能として、疲れたときに入るお風呂は
「あーーーっ」
 と決まっているのでしょう。

 人には、「無意識に感じる」「無意識にそう思ってしまう」ときがあります。
「シャツがしわしわな人」「靴が汚れている人」「無精ひげがある人」に好感を持てないのは、「無意識にそう思う」からです。
 そして、「無意識に、この人イヤだな」「なんとなく、この人のことを好きになれないな」と思われた瞬間、嫌われてしまいます。

 では、相手の無意識を、コントロールできるのでしょうか? 

 できます!

 なぜなら、「気配りの正解」は、「無意識の存在を文章化し、3秒で相手に働きかける」ための方法だからです。

次回は7月11日更新予定です。


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<著者プロフィール>
後田良輔(うしろだ・りょうすけ)
大手3大広告代理店に勤務し、「誰でも使える気配り術」を駆使する気配りのプロフェッショナル。これまで応対したVIPは、東証一部上場社長、世界企業のCEO、政治家、弁護士、大学教授、大物俳優・女優、ミリオンセラー作家、世界No.1クリエイターなど総勢3000名を超える。これらの顧客との交流で磨かれたスキルと「東京・名古屋・大阪」の現場勤務で身につけたリアルな経験を組み合わせた、独自の「誰でも使える気配り術」で飛び込み営業成功率72.6%、累計30億円以上の商談にも成功。著書に、中国、台湾でも翻訳された『ぶっちぎり理論38』などがある。