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日々の忙しさで机に向かえず、集中力も続かない環境は、学びとの距離を広げてしまう。コンサルタントの上岡正明は、多くの人が抱える時間の制約の中で「耳」に注目し、年間500時間という学びの時間を生み出したという。耳に秘められた可能性とは?※本稿は、コンサルタントの上岡正明『人生が劇的に変わる「1分」の使い方』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
忙しい現代人にとって
本を読む勉強法は無理難題
本を読むことは学びの基本ですが、それだけがすべてではありません。むしろ、時間に追われる現代人にとって、本だけで学ぶのは「ぜいたくな勉強法」になりつつあります。
これからの時代に必要なのは、「目」だけでなく「耳」をフル活用することです。YouTubeやポッドキャスト、オーディオブック、オンラインセミナーなどの音声を聴いて、「耳で学ぶ」のです。
こうした勉強法のことを、「耳学(じがく)」といいます。スマートフォンとイヤホンさえあれば、いつでも、どこでも学べる、忙しい人にぴったりな勉強法です。
「聴くだけで覚えられるの?」と疑う人もいるでしょう。しかし、脳科学的に見れば、耳学はきわめて理にかなっています。耳から入った情報は、聴覚をつかさどる「側頭葉」だけでなく、記憶の司令塔「海馬」、そして思考の中枢「前頭前野」にも同時に伝わります。つまり、記憶と思考のプロセスが同時に進むのです。
さらに、音声は「ながら」で何度も繰り返し聴くことができます。反復することで情報は海馬から大脳皮質へと送られ、長期記憶として深く刻まれます。







