ドナルド・トランプ米大統領が推し進めるパレスチナ自治区ガザの和平計画「第2段階」の開始には期待が高まるが、当初の壮大な構想は後退しているようだ。国際安定化部隊(ISF)がほとんど実効性を欠くことにホワイトハウスが気付くにつれて、その展望はこれまで以上にイスラム組織ハマスの変質にかかっている。「われわれは多数のハマス関係者と話し合い、人々がもはや戦争を望んでいないという声をアラブ世界全体で聞いている」と米高官は14日、記者団に説明した。「彼らはこの世界の他の誰もが望むものを望んでいる。それはただ単に平穏な暮らしを営むことであり、平穏な暮らしは軍事的手段では実現しない」これはイスラエル人が「10月6日までのマインドセット」と呼ぶもので、2023年10月7日にハマスによる大虐殺が起き、その考えが甘い認識に過ぎなかったことが判明するまでは、一般的な考え方だった。米当局者が主張するように、もしハマスが「自身の家族のためのより良い経済的未来」だけを望んでいたなら、ハマスが殺りく部隊を送り込み、イスラエルの男性や女性、子ども約1200人を虐殺することはなかったはずだ。