新型はパワートレーンを大幅にアップグレード
航続距離746kmを実現。しかも走りが断然楽しい!
ガラリと変わったのは見た目だけではない。ドライブフィールも短期間でここまで改善されるとは予想以上だった。
最大の改良ポイントはパワートレーンの大幅なアップグレードだ。eAxleのシステム出力は、FWDが150kWから165kWへ、AWDでは160kWから252kWへと向上した。さらに、パワートレーン損失低減が図られたことで航続距離を約10%改善。バッテリーセル数増加などでバッテリー総容量も拡大され、結果的に航続距離は約20%も延長した。航続距離はFWDで746km、AWDは622kmに達するという。
新しい74.7kWのリチウムイオンバッテリーは、150kWの充電器に接続すると、35分以内に10%から80%まで充電でき、寒冷気候での充電効率を高める事前調整システムも搭載された。
試乗の舞台は、群馬サイクルスポーツセンターの1周約6kmのコースだ。制限速度と伝えられた直線100km/h、カーブ60km/hを意識しつつ新旧を乗り比べたところ、違いは歴然だった。
まず加速フィールが明確に違う。従来型は遅くはないもののややマイルドな印象。対して新型は瞬発力が増し、車速が高くなってからも加速に伸びがある。しかも全体的にコントロール性が高まっている。パワーモードを選択すると、より素早く力強くダッシュする。
足回りも大幅にリファインされていた。荒れた個所の多い路面を走ると、従来型は影響を受けやすく、跳ねや突き上げを感じる。対して新型は振動が少なくフラットな走り味。とくにリアの乗り心地が格段によくなっている。走行中の静粛性も向上していて、より会話しやすくなったように感じられた。
ハンドリングもずいぶん変わった。サスペンションや電動パワーステアリングの調整や新しいAWD制御の効果だ。従来型も操縦安定性は高く、悪いわけではないのだが、乗り比べると応答遅れや前の挙動が残っている感覚がある。新型はスッキリと動いてくれて意のままに操れる感覚が強い。







