社会的な「成功レール」の崩壊、どんどん不確実になる未来、SNSにあふれる他人の「キラキラ」…。そんな中で、自分の「やりたいこと」がわからず戸惑う人が、世代を問わず増えています。本連載は、『「やりたいこと」はなくてもいい。』(ダイヤモンド社刊)の著者・しずかみちこさんが、やりたいことを無理に探さなくても、日々が充実し、迷いがなくなり、自分らしい「道」が自然に見えてくる方法を紹介します。
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「やりたいこと」がなくても成功できる?
私は、これまで7回転職し、経理や財務など様々な仕事を経験してきました。当時は「やりたいこと」が見つからず、このままで本当にいいのだろうかと悩んでいました。
しかし、ストレングスファインダーのコーチとして独立し、1000人以上の強みを見出してきた今だからこそ言えます。
「やりたいことがない」ことは、決して欠点ではありません。
世にいう「成功者」の中にも、「やりたいことがない」と悩んでいた人は意外に多いもの。なぜ、目標がなくても成功できるのか、その理由を見て行きましょう。
成功する理由① 多様な経験が「武器」になる
やりたいことが明確な人は、一つの道をまっすぐ進みます。それは素晴らしいことですが、一方で視野が狭くなるリスクもあります。
一方、やりたいことがない人は、様々な場所で多様な経験を積むことができます。
私自身、7つの会社で働いた経験が、今のコーチングに活きています。異なる業界、異なる組織文化を知っているからこそ、クライアントの多様な悩みに対応できるのです。
成功する理由② 「今」に集中できる
目標に向かって走る人は、常に未来を見ています。しかし、「やりたいこと」がない人は、目の前の仕事に全力を注ぐことができます。
この「今、ここ」への集中が、予想外の成長を生み出します。
私も、当時は将来のビジョンなど描けませんでしたが、目の前の業務を丁寧にこなすうちに、自然と専門性が身についていました。
成功する理由③ 「積上型」の強みを活かせる
やりたいことがない人は、多くの場合「積上型」です。
ゴールから逆算するのではなく、経験を積み重ねながら、自分の道を見つけていくタイプ。
この生き方は、一見遠回りに見えますが、実は強固な基盤を作ります。様々な経験が重なり合い、他の人にはない独自の強みになるのです。
*本記事は、『「やりたいこと」はなくてもいい。 目標がなくても人生に迷わなくなる4つのステップ』(ダイヤモンド社刊)の著者しずかみちこさんによる書き下ろしです。




