ドナルド・トランプ米大統領は21日午後、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するため、雪に覆われたスイス・アルプスに到着した。欧州首脳はこの時点では、トランプ氏のグリーンランド領有の試みが大西洋をまたぐ紛争を引き起こすと不安を募らせていた。しかし、トランプ氏は日が暮れるころには方針を撤回した。事情に詳しい複数の関係者によると、トランプ氏は側近や北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相をはじめとする欧州首脳との数日にわたる非公式の会談を受けて、姿勢を一変させた。トランプ氏によるグリーンランド獲得に反対して団結した欧州諸国は、北極圏の安全保障強化に関する提案を行う一方で、NATO分裂が米国にもたらす危険性を警告し、硬軟織り交ぜた手法でトランプ氏にアプローチした。
トランプ氏、グリーンランド巡り強硬姿勢転換 その内幕
米大統領はグリーンランドを獲得するために武力行使はしないと明言し、欧州諸国に対して予告していた関税措置の撤回を表明した
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