「今日も仕事が、終わらなかった…!!」
毎日「また終わらなかった…」を繰り返して、うんざりしたり、落ち込んだりしていないだろうか。「量が多すぎて残業ばかり」「要領が悪い」「やりたいことができない」など、悩みは根深いのではないだろうか。
「その原因は3つの“隠れたムダ”です」ータスク管理オタクで、ダンドリ磨いて30年超のエキスパート・萩原雅裕さんはこう語る。今回は書籍『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか? 仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術』の中から、「仕事が終わらせる人のコツ」を紹介する。
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確定申告、苦戦していませんか?
「確定申告が終わらない……」
そう感じている人はきっと多いのではないかと思います。
・「毎年毎年、苦戦している」
・「手間も時間もかかる」
そう悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、この確定申告を速く終わらせている人がやっている「あるコツ」があります。それは、本書で紹介している「仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術」を応用することで対応できます。
「アタマ戻り」していませんか?
まずは確定申告は基本的には年1回、毎年するものですよね。きっと確定申告をしている時は、次のような気持ちになると思います。
・「これ、どうやるんだっけ?去年もやったはずなのに……」
まるで毎年イチから勉強しているような感覚になりますよね。
そして確定申告に相当な時間を割き、ようやく一番詳しい「賢い自分」を手に入れたとき、幸か不幸か、確定申告は終わります。そうして安心して、終わってしまうのです。
実はここに落とし穴があります。それが、「アタマ戻り」です。
「前に考えたことを忘れる」は大きなロス
そのまま何も保存せずに翌年を迎えると、せっかく手に入れたその「確定申告について賢い自分」が消えてしまいます。つまり、毎年様変わりした自分の頭で「あれ、去年はどうやったっけ?」と必死で思い出しながら、また同じ確定申告と戦っているのです。
これが、「前に考えたことを忘れる」=「アタマ戻り」と、私は呼んでいます。アタマ戻りは多くの人が気づいていない隠れたロスです。
去年の作業内容を保管しよう
では、どうすればいいのか。これを逆手にとりましょう。毎年同じような確定申告なのであれば、忘れなければいいのです。つまり、「去年の作業内容」を保管しておくのです。
・途中でつまずいたこと
・先回りしておけばもっと楽だったこと
・今年やっておいて助かったこと
などを、すべて記録しておきましょう。
そうするだけで、翌年以降の確定申告は飛躍的にラクになります。なぜなら、一度そのつまずきをしていることが先にわかれば、同じミスをしないための準備ができるからです。翌年以降は、「前回の作業内容」にしたがって作業を進めるだけでいいのです。
ではその記録の方法はどうすればいいのか。ここで使うのが、計画・実行・中断の技術の中の「アクション動詞」+中断の技術です。
(本記事は『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか? 仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術』に編集・調整し、一部特別に書き下ろした原稿です)








