何年もの間、張又侠上将は習近平国家主席の軍事的権威を支える揺るぎない柱と見なされていた。同氏の失脚は、中国共産党史上最も悪名高い決裂、すなわち50年以上前の毛沢東と林彪の対立という、不気味な歴史的類似性を想起させる。いずれも、最高指導者が、信頼するナンバーツーに牙をむくという構図だ。両者とも、中国の歴史におけるなじみ深いパターンを反映している。指導者は、自らの権力が増大するにつれ、それに対抗できるほど強力な者への恐怖も増大するのだ。最も顕著な類似点は、当初の絆の深さである。中国内戦の勝利に決定的な役割を果たし「無敵の将軍」と称された林彪は、毛沢東に文化大革命を開始するために必要な軍事力を与えた。
毛沢東から習近平まで:絶対的権力の危うさ
WSJが中国を独自分析(1月28日号)
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