【静かに差がつく】結果を出す人が“誰にも見られない時間”にやっていること
「読むのが速い人の秘密」がわかった!
読書中、私たちは文字を脳内で“音”に変換し、その音で理解しています。ポイントは「音の理解速度」。ここを鍛えれば、読書は一気に変わります。本連載は、耳から脳を鍛え、速読力を高める「速聴トレーニング」をお伝えするものです。脳を鍛えることで、理解力、記憶力、集中力もアップします。そのノウハウをまとめた『耳を鍛えて4倍速読』の刊行を記念し、本記事を配信します。
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「結果を出す人がひそかにやっていること」とは?
本日は「結果を出す人がひそかにやっていること」というテーマでお話しします。
本や好きなことで少しでも稼げたらいいなと思って動き出したのに、思うように進まない。時間がかかるのは頭ではわかっていても焦ってしまう。そんなとき、うまくいっている人を見ると「テンポよく成功している」ように見えて、余計に落ち込むことがあります。
実は、成功者ほど失敗が多い
でも、ここでまず押さえておきたい成功のコツは、成功が早く見える人ほど、実は「失敗の回数」を人に見せていないだけだ、ということです。見えているのは打ったホームランだけで、空振りや凡打はタイムラインに流れてこない。だから比べるなら、結果ではなく、自分が打席に立つ回数を増やせているか、立ったあとに修正できているか、その一点に目を向けたほうがいいです。
たとえばSNSの発信で成果を出している人でも、最初から効率よく当てているとは限りません。むしろ、行動しながら直していくタイプの人は、打席の数が多いぶん打率が低く見える時期が必ずあるし、そこを抜けた先にようやく「当たり」が生まれます。大事なのは、うまくいかない時期を「才能がない証拠」にしないこと。遅咲きは失敗ではなく、検証の回数が積み上がっている途中経過です。三ヶ月で千人、そこから三千人に半年、みたいなゆっくりした伸び方でも、その間に軸を回し続けた人は、後から強い。最短距離を探して動けなくなるより、遠回りでも試行回数を確保して、軸を磨くことが大切です。
途中で「やめる勇気」も必要
その「試行回数」の具体例は、書評ブログのように、とにかく形にしやすいものから始めることです。四、五十本書けるくらいコミットできたなら、それ自体が才能です。ただ、途中で「これじゃない」と感じたら、そこでもう一つの成功のコツが出てきます。結果が出るまで続ける根性と同じくらい、目的に合わないと気づいたらやめる勇気も必要だ、ということです。続けることが正義になってしまうと、時間は増えるのに前に進まなくなる。やめる判断は逃げではなく、方向転換です。
失敗から学ぶ。そのコツは?
また、商品を出したのに売れない、という経験も避けて通れません。収益も小さく、手応えがないとき、「私は向いてない」と結論づけたくなる。でもここは、売れなかったという事実を、人格の否定ではなく「ターゲットに届いていない」という情報として扱うことです。届いていないなら、伝え方・対象・価格・タイミング・導線のどれかを変える。失敗はキャリアの汚点ではなく、改善点が可視化されたデータです。
サービスを提供する側に回ったときの失敗もあります。「個人コンサルの一件目が大失敗で返金した」「結果が出せず申し訳なかった」という話は、聞く人にとって怖いかもしれません。でも、ここにいちばん実践的な成功のコツがあります。それは、失敗したときの誠意ある対応が、長期的な信頼をつくるということです。完璧にやり切ることよりも、崩れたときにどう直すか。しかも、その失敗が次の機会で結果につながったなら、そこで初めて経験が技術になる。大切なのは、失敗を回収することです。
コミュニティ運営でも同じです。最初は無料で始めて有料へ、という設計がうまくいかず、リソースばかり取られて閉じることになったとしても、そこで得た経験は残ります。生放送の習慣も、三ヶ月やってやめたなら、それは「続かなかった」ではなく、「続けたうえで、維持率とリソースを見て撤退判断ができた」ということです。
結果を出す人は「誰も見ていないところで、失敗を糧にする」
結局、成功するためのいちばん現実的なコツは、「テンポよく見える人の裏側には、倍以上の失敗がある」と知ったうえで、自分も打席に立ち続けることです。失敗は恥ではなく、挑戦した証拠。周囲の成功だけを見て劣等感を抱くより、失敗を含めた挑戦の履歴を、自分の前進のログとして扱うのです。失敗を回収できる人は、必ず結果を出すことができます。
(本原稿は『耳を鍛えて4倍速読』の一部抜粋・取材加筆を行ったものです)







