24年1月から新NISAがスタートして2年半。投資で大儲けしたという人がいる一方で、株はおろか新NISAにも怖くて手が出せない人も多い。
いったいどうすれば、インフレの脅威におびえずに投資で成功できるのか?
いま、『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の続編『THE WEALTH LADDER 富の階段』が『お金の大学』の両学長に絶賛されベストセラーとなっている。
今回は、「読むと人生が変わる」「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書!」と絶賛されている新時代の投資の古典『JUST KEEP BUYING』をライターの小川晶子氏に読み解いてもらった。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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10年後、20年後の自分を想像してみる
日々、仕事や家事に忙しくしている中では、1週間後や1か月後のことはよく考える(来週の仕事の締切のこと、来月の子どもの行事のこと)が、10年後20年後のことはあまり考えない。
60代、70代の自分は、どんな暮らしをしているのだろう。
実は、この「未来の自分を想像すること」が、貯蓄のモチベーションを大きく高めることが研究でわかっている。
最もお金を貯めやすい動機とは?
データサイエンティストによるお金の本『JUST KEEP BUYING』の中で、興味深い研究が紹介されていた。
ある実験で、被験者グループにコンピュータで作成した自分自身の「老後の想像写真」を見てもらった。
それがリタイア資金の計画にどう影響するかを調べたところ、写真を見た人は、見なかった人より平均して給料を約2%多く老後資金に振り分けたという。
貯蓄行動に最大の影響を与えた動機を調べた他の研究でも、同様の結論が出ている。
貯蓄の動機として、「緊急時の備え」以外に「老後のため」を挙げた人は、そうでない人に比べて定期的に貯蓄している傾向が高かった。
「子どものため」「休暇のため」「住宅購入のため」といった他の目標より、「老後のため」という目標のほうが、貯蓄しやすくなるというのである。
理想的なリタイア後の人生を生きるために
実際のところ、平均寿命の延びにより、昔より老後資金を貯める必要性は増えている。
いつリタイアするのかはさておき、リタイア後に第二の人生があるのだ。
リタイア後に理想の暮らしをするには、年金だけで充分とは言えない。
少子高齢化の進む日本では、年金の給付水準は今後もゆるやかに下がっていくだろう。
まだ先のことであっても、リアルに想像すると確かに「ちゃんと備えなくては」という気になる。
未来の自分が、きっと過去の自分に感謝することになるだろうから。
自分のためにお金を増やそう
本書の著者ニック・マジューリ氏は言う。
(――『JUST KEEP BUYING』p.187)
これはとても正当な、「資産を築く理由」だ。
本書では、データサイエンティストである著者が、お金を貯め、富を築く方法を100年以上に及ぶ信頼性の高いデータに基づいて紹介している。
貯金や投資の額を増やす理由にはいろいろあるが、まずは「老後の自分のため」というところから、前向きに実践していけるといいなと思う。
(本稿は、『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』に関する書き下ろし特別投稿です)








