「知ってるつもり」が一番危ない…頭のいい人が実践する“すごい読書習慣”とは?
「読むのが速い人の秘密」がわかった!
読書中、私たちは文字を脳内で“音”に変換し、その音で理解しています。ポイントは「音の理解速度」。ここを鍛えれば、読書は一気に変わります。本連載は、耳から脳を鍛え、速読力を高める「速聴トレーニング」をお伝えするものです。脳を鍛えることで、理解力、記憶力、集中力もアップします。そのノウハウをまとめた『耳を鍛えて4倍速読』の刊行を記念し、本記事を配信します。
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頭のいい人が実践する“すごい読書習慣”とは?
本日は「読書と知識」というテーマでお話しします。私自身が実践し、読書の効率化に効く方法をご紹介します。
「知識」は4つに分かれる
知識には4つの状態があります。まず全体像を一望しておきましょう。
確実に理解していて、それを自覚しているのが「既知」。知らないと自覚しているのが「未知」。理解しているつもりなのに実は誤解しているのが「無知」。そして、知らないことを知らないままの「不知」。
この4つを頭の中に“知識の地図”として描いておくと、新しい情報をどこに位置づければいいのかがわかるようになります。
既知は、あなたが質問されたらすぐに答えられる領域です。あなたの名前、住所、好きな食べ物、日常的に使う仕事の専門知識など。私の場合、専門知識として最初に確立した既知は「読書術」でした。「どうすれば本から多くを学べるか」という方法論を徹底的に研究し、実践し続けた結果です。既知の領域があると、関連分野の本は内容の予測がつくため速く読み進められ、すでに知っている部分はスキミングで効率的に飛ばせます。
オススメ習慣! 未知を自覚し、関連書を読む!
未知は、自分が知らないということを自覚している状態です。「量子力学について詳しくは知らないが、重要分野だとは知っている」「スペイン語は話せないが単語はいくつか知っている」など。私は「経営」が典型的な未知でした。だからこそ、目次や索引、レビューで事前に把握し、関連書を集中的に読み漁るという戦略が実行できました。未知を自覚すること自体が、理解の前提速度を底上げします。
「自分は何を知っていて、何を知らないのか」をつかむ
無知は危険です。理解しているつもりで誤った判断をしてしまうからです。起業当初の私は「マーケティングとは広告を出すこと」という無知に陥り、効果のない広告に大金を投じました。読書でも「この分野は詳しい」という思い込みが重要箇所の見落としを招きます。だからこそ、定期的に「自分は何を知っていて、何を知らないのか」を見直す必要があります。
不知はさらに厄介です。知らないことすら知らない。10年前、多くの人はブロックチェーンの存在をそもそも知らなかったはずです。私が心がけているのは、この不知を少しでも減らすこと。多様な分野の本に触れ、異業種の人と交流し、「まだ知らないことがあるかもしれない」という謙虚さを保つこと。速読によって、多くの本を読むことは、不知の減少に直結します。
(本原稿は『耳を鍛えて4倍速読』の一部抜粋・加筆を行ったものです)







