米ウォール街から一般消費者に至る人々を魅了してきた金属相場の高騰は先月30日に一転し、銀と金の価格は1日の下げ幅として40年以上ぶりの大きさを記録した。銀先物は昨年10月に45年ぶりの高値を更新し、その後2倍超に急伸したが、先月30日には31%急落した。1週間前に1トロイオンス=5000ドルの節目を初めて突破した金先物も11%下落。プラチナとパラジウムの価格もそれぞれ15%余り値下がりした。また、投資家の価値保存手段ではなく電子機器や配管に用いられる銅でさえ、先物価格が4.5%下落するなど、金属相場は売り圧力に巻き込まれた。報道機関が29日遅くに、ドナルド・トランプ米大統領が次の連邦準備制度理事会(FRB)議長にケビン・ウォーシュ元理事を指名する予定だと伝え始めたころから、金属相場は失速し始めた。