◆「自分だったらこう思う」はただの妄想? 物語文の点数が一気に安定する“冷たい読み方”
【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【成績アップの極意】「優しい子」ほど国語で損をする!? 東大合格者が教える…感受性を捨てて解く最強の解答法Photo: Adobe Stock

感情豊かな子ほど陥りやすい罠

「物語文の心情問題が苦手」という悩みは、多くの受験生と親御さんが抱えるものです。

「うちの子は人の気持ちに疎いから……」「小説を読んでも、あまり感情移入できないみたい」

そんなふうに、お子さんの性格や感受性の問題だと思っていませんか? 実は、国語のテストにおいて「感受性が豊かであること」は、必ずしも正解への近道ではありません。むしろ、感情豊かな子ほど陥りやすい罠があるのです。

今回は、感情ではなく「論理」で心情問題を攻略するテクニックについて解説します。

「冷たい読み方」が正解への近道? 心情問題は「捜査」
➊感情移入はいらない?

まず、驚かれるかもしれませんが、国語のテストにおいては「共感」は二の次です。実社会で人の心を理解するのが苦手でも、国語の心情問題は解けます。

そのときの武器になってくれるのが、原則❶「問題文に書いてあることを土台に解答する」、つまり「答えは問題文に書いてある」ということです。

例えば、物語の中で主人公が友人に裏切られたとしましょう。ここで「かわいそう! 私なら絶対に許せない!」と激しく感情移入してしまうと、危険信号です。なぜなら、テストが求めているのは「あなたならどう思うか(感想)」ではなく、「著者はどう書いているか(事実)」だからです。

本文に「主人公は、怒りよりもむしろ哀れみを感じていた」と書いてあれば、たとえあなたが激怒したとしても、正解は「哀れみ」なのです。

❷読解の敵は「自分自身の感情」

多くの受験生が失敗する原因は、無意識のうちに自分の感情を答えに混ぜてしまうことにあります。

誰しも、物語文を読んでいると、なんらかの感情を抱きます。たとえば、主人公に共感したり、逆に反感を覚えたりしますが、そうした自分なりの感情移入をなんの検証もせずにそのまま解答に反映させてしまうと、独りよがりになりがちなのです。

ただの「妄想」「感想文」になってしまい、正解にたどり着くのが難しくなります。これを防ぐためには、「主観(自分の気持ち)」と「客観(書いてある事実)」を明確に分ける必要があります。

探偵が証拠なしに犯人を決めつけないのと同じように、受験生も「本文という現場」に残された証拠(記述)だけを信じなければなりません。「きっとこう思ったはずだ」という推測は、テストでは「妄想」と呼ばれてしまうのです。