「今日も仕事が、終わらなかった…!!」
毎日「また終わらなかった…」を繰り返して、うんざりしたり、落ち込んだりしていないだろうか。「量が多すぎて残業ばかり」「要領が悪い」「やりたいことができない」など、悩みは根深いのではないだろうか。
「その原因は3つの“隠れたムダ”です」――タスク管理オタクで、ダンドリ磨いて30年超のエキスパート・萩原雅裕さんはこう語る。今回は書籍『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか? 仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術』の中から、「仕事を終わらせる人のコツ」を紹介する。
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「休みに仕事を思い出したくない」
「あ、あれやらなきゃ」
休みなのに、このように思い出してしまう……そんな日々を送っている人も多いのではないでしょうか。一度思い出してしまうと、せっかく仕事が休みなのに、休み気分が台無しになりますよね。
仕事ができる人は、休むのも上手いです。「休みは休み、仕事は仕事」と、うまく切り替えることができます。しかし、どのようにすれば、そんなメリハリのついた働き方ができるのでしょうか。
実はその方法が、本書で紹介している「計画・実行・中断の技術」のうちの「中断の技術」なのです。しかもメリハリがつくだけでなく、仕事の効率も上がるのです。
作業内容を「保存」しておく
休みに仕事のことを考えないためには、どうしたらいいか。
それは、休みに入る直前までの作業内容を、「保存」しておくことです。
「保存」と聞くとゲームのこと?と思うかもしれませんね。これはまさにそのとおりです。その日までに自分が進めた作業内容・思考の中身を、徹底的にメモ書きして保存しておくのです。
仕事を中断する直前に、「休み明けに来たらまず見るメモ」を作っておく。そこに「Aさんのメールを返信する」「資料Bを4ページ目から作り始める」「上司にCの件について相談する」と書き込んでおきます。これを私は「中断メモ」と呼んでいます。
これだけで、ウソみたいに仕事のことを思い出さなくなるのです。
「頭のいい自分」をリロードするだけ
なぜ中断メモを作ると、仕事が速くなるのか。
それは、「過去の自分がちゃんと保存してくれている」ので、「今仕事のことを考えても意味がない」とすぐにわかるからです。
「休みの日のアタマ」よりも、「仕事中のアタマ」のほうが、当然に優秀です。なぜなら、仕事中はたくさんの時間をかけて仕事に集中しているからです。「自分史上一番アタマがいい自分」とも言えます。
その自分が作ってくれたやるべきリストですから、「休み明けにそれを見るだけで大丈夫」だと安心して休めるのです。昔の「頭のいい自分」が残してくれたメモですから、今の自分があれこれ考えてもムダだな!と吹っ切れるのです。
仕事が始まったら、その瞬間に保存した内容を「リロード」する。これだけで、もとの「頭がいい自分」状態で仕事を始めることができます。
さっそく、今日の仕事から試してみてください。世界が変わることをお約束します。
(本記事は『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか? 仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術』に編集・調整し、一部特別に書き下ろした原稿です)








