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上司から「つべこべ言わずにいいから黙ってやれ」と無理な案件を押し付けられたとき、それはまさにビジネスパーソンの真価が問われるタイミングです。あなたなら、どう答えて、どのように行動しますか。口答えする、黙って耐えて従う、どちらも一流とは言えません。では一流の人はどのようにして切り抜けているのかを解説します。(人材研究所ディレクター 安藤 健、構成/ライター 奥田由意)
一流が使う「対話の型」
理由も告げられずに上司から「いいから黙ってやれ」と仕事を振られた経験はありませんか。
こうした仕事は、裁量権もなく、言われたとおりにやるだけなら、典型的なやらされ仕事になってしまいます。心理学の「職務特性理論」においても、こうした仕事では、自律性がなくなり、重要性の実感が失われ、モチベーションが著しく低下することが明らかになっています※。
そうした状況で、口ごたえする人はビジネスの世界において三流、思考停止して従うだけの人は二流と言わざるを得ません。一流は異なる対応を取ることで、モチベーションを下げずに成果を出します。
まず、三流の「口ごたえ」から考えていきましょう。これはアグレッシブ(攻撃的)なコミュニケーションです。「なんで私がやらなきゃいけないんですか」「無理です」と感情を相手にぶつけます。
これは “I’m OK. You are not OK. ”という攻撃型のコミュニケーションスタイルです。結果的に上司との関係が悪化し、職場の心理的安全性が失われていきます。将来的に上司のサポートを得られなくなるリスクがあります。
次に二流の服従についてです。これはノンアサーティブ(=非主張型)なコミュニケーションスタイル――納得はいかないけれど、波風を立てないために自分が我慢すればいいと考えて「わかりました」と黙って従う、“I’m not OK. You are OK. ”のコミュニケーションスタイルです。
ストレスを抱え込んで、結果的にバーンアウト(燃え尽きる)するリスクがあります。また、思考停止しているので、「なぜこの仕事をやるんだろう」「この仕事の意味ってなんだろう」と考えません。言われたとおりにやるだけなので、やらされ仕事の域を超えられず、成長感や達成感も得られません。
これに対して、一流の人はどうか。






