最初にテキストを読まない
まずやるべきことは?
また、テキストを最初に読まないことも重要です。おすすめしたいのは、最初に直近の過去問を解いてみること。
学校の勉強はテキストの内容を理解して、テストで確認するという流れですが、資格勉強は極端な話、勉強しなくても試験に受かってしまえばOKなのです。
テキストをイチから読んで理解することではなく、自分の現在地を知って、足りない部分を補うことに焦点を当てましょう。よく「テキストがわからない」という人がいますが、わからなくても大丈夫。頭から読んで全て理解する必要は全くないのです。
実際の問題を解いてみて、復習という形で教科書をチェックしていくと効率が良いのでおすすめです。
合格したけどおすすめできない
「コスパが悪い資格」とは?
この連載では、コスパが良い資格のお話をしてきましたが、その反対で勉強が大変なわりに活用できる機会が少ない、「コスパが良くない資格」もあります。
例えば、私が取得している中でいうと、社会福祉士という資格があります。福祉施設や医療機関などでソーシャルワーカーとして働く際に必要となるものです。
福祉系の資格では最難関クラスといわれていて、取得までにも時間がかかります。複数のルートがありますが、福祉系の4年制大学で指定科目を履修する、または指定の養成施設(専門学校など)で1年以上のコースを修了することなどが、受験資格を得る条件になります。合格率は以前は30~40%くらいだったのですが、近年は50%台に上がっています。
受験資格を得るまでにもかなりの時間と費用がかかるのですが、資格を得たとしても決して給与が良い仕事ではありません。公益財団法人社会福祉振興・試験センターの調査(2020年)によれば、平均年収は403万円。日本の平均年収(433万円、2020年当時の国税庁調査)を下回っています。
福祉系全般の知識を持っているので、相談職として欠かせない職種ではありますが、その割に給与水準が上がらないのは由々しき問題だと思います。私も合格しましたが、残念ながら活用できていない資格です(コミュニケーションスキルなどは力強い基礎になってくれていますし、決して全く使えないというわけではありませんが)。
このように知名度は高くても、なかなかお金になりにくい資格も存在します。資格を取る際には、その資格に関する求人などもチェックして、働き方をシミュレーションしておくことが重要です。
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