
生成AIによって淘汰が懸念される士業は少なくない。今後、資格を取り士業で稼ぐには、複数の資格を組み合わせた差別化が鍵となる。特集『40歳・50歳・60歳から人生を一新! 資格&学歴 裏ワザ大全』の#5では、低難易度の三大資格から難関資格を目指すステップアップチャートと共に、生成AIに負けない最強の資格の組み合わせ術を伝授する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
現代ビジネスパーソン必須の三大資格と
ライバルに勝てる「ダブル資格」の組み合わせを指南
いざ資格(検定)の取得を目指そうにも、「国家資格(国の法律に基づく認定)」と「公的資格(地方公共団体などが認定)」、「民間資格(公益法人などが認定)」を合わせて計1000種以上も存在する。今の仕事や趣味に関係するような資格であれば絞り込みやすいが、星の数ほどある資格からどれを選ぶべきなのか迷う人も多いだろう。
かと言って、弁護士(司法試験)や司法書士、公認会計士、税理士、不動産鑑定士といった、誰もが知る高ステータスの難関資格をいきなり目指すのはハードルが高い。中高年が人生を変えるべくゼロから資格を目指すのであれば、ばくちは許されないからだ。
そこで「夢への第一歩」としてお薦めしたいのが、中高年でも短期間の学習で受かりやすく、かつ、より難関の資格や他分野の資格を狙う上で土台となるような汎用性の高い資格を選ぶ方法だ。
次ページでは、年齢を問わず現代のビジネスパーソン全員に必須とされる、難易度が低めの三つの資格からスタートし、スムーズに難関資格に到達するための効率的なステップアップ術を図解する。
また、大手資格学校、TACに聞いたシニアも必見の“鉄板”の「ダブル資格(資格の組み合わせ)」に加え、士業専門の経営コンサルタントの横須賀輝尚・パワーコンテンツジャパン代表取締役がイチ推しする、「行政書士」や「キャリアコンサルタント」「社会保険労務士(社労士)」「宅地建物取引士(宅建士)」「ファイナンシャルプランナー(FP)」などのメジャー資格と組み合わせることでライバルに差がつけられる「最強のダブル資格」リストを一挙公開する。
初めて資格を選ぶ人も、今の保有資格との相乗効果を狙いたい人も、ぜひ参考にしてほしい。