あわや大クレームに!
Aさんのどこが問題?

 とある木曜日の朝、AさんはクライアントのB課長から「金曜夕方、部長用の説明資料を持ってきてほしい」とのリクエストを受けます。

 およそ8時間もあれば余裕で終わる仕事です。幸い、他に急ぎの仕事が入っていなかったため、今日中に作り上げてしまうことができそうだったことから、「明日の朝にはメールで資料を送りますよ」と伝えました。

 しかし、その日の午後、担当している別の取引先でトラブルが発生したため、急いで現地へ向かうことに。その後、現地でのトラブル対応から解放されたのは夜の10時でした。

B課長から頼まれた資料はまだ半分しかできていません。とはいえ、資料を使うのは明日の夕方。今から頑張っても、明日の午前中に仕上げるように進めても、B課長にとってはあまり変わらないことのように思えたので、今晩は早めに就寝することにしました。

 翌朝、Aさんが会社メールをチェックすると、「部長の予定を早めてもらって、昼前に見てもらうことにした。朝10時くらいまでに資料を送付してくれればいいよ」とのB課長からのメールが届いています。

 これに青ざめたAさん、猛ダッシュで資料を作成し、なんとか10時ギリギリで約束の資料をB課長へ届けることができました。もしメールを確認する時間があと30分遅れていたら、きっと間に合わなかったことでしょう。