株価が大暴落する数年前の2005年、ニューヨークが活況に沸く中、ある高級会員制クラブの入会候補者たちが、手縫いの白い箱に入れられた招待状を受け取った。「コア・クラブ(The Core Club)」はビジネス界だけでなく美術界、IT(情報技術)業界、そして文化関係の著名人を集め、それぞれが相乗効果を生み出す場となることを目指していた。初期の会員には、製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の相続人であるウッディ・ジョンソン氏、プライベートエクイティ(PE)大手ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)、そしてマイクロソフト元幹部のネイサン・ミアボルド氏などが名を連ねていた。