シリア暫定政府は、過激派組織「イスラム国」(IS)関係者の家族らを含む数万人を収容するアルホル難民キャンプの閉鎖に向けて動き出した。暫定政府がキャンプを引き継いでからわずか数週間後に暴動が発生し、管理体制が揺らぐ事態となったためだ。アルホル難民キャンプの管理責任は1月に移譲された。シリア暫定政府が攻勢を仕掛け、同キャンプやシリア北東部の大部分を支配していた米国支援の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」を駆逐したことが背景にある。暫定政府は、この混乱はSDFの無秩序な撤退により数時間にわたってキャンプが無防備な状態になり、治安回復が困難になったためだと非難した。ダマスカス駐在の外交官らによると、暫定政府の管理下に入ってから、ここ数週間で数千人がキャンプから逃走した。収容者による最近の抗議活動や暴動が混乱に拍車をかけた。