カナダの多くの地域では、同国を51番目の州にするといったドナルド・トランプ米大統領の挑発的発言が大いに不興を買っている。だが、この保守的で石油資源の豊富な州では、トランプ氏が好機をもたらすかもしれない。西部アルバータ州は年内にカナダからの独立の是非を問う住民投票を実施する見通しだ。独立運動の支持者は、トランプ氏の破壊的エネルギーのおかげで、彼らの運動に弾みがついていると評価する。アルバータ州の分離独立派は、カナダのリベラルな政治を揺るがし、石油生産を加速させるために、トランプ氏が力強い協力者になると考えており、「独立国家」にはなれなくても、独立を妨げることはないとみている。