Z世代はマザコンなのか?数字が明らかにする、若者とママの親密すぎる関係写真はイメージです Photo:PIXTA

かつて親と仲がよすぎると「マザコン」と揶揄されたが、そんな時代はとっくに終わりを迎えている。博報堂生活総合研究所が1994年と2024年に行った調査からは、若者が親を信頼し、助言を素直に受け入れ、日常的にチャットでやり取りする姿が浮かび上がる。中年世代には理解しがたい、Z世代と母親の関係性とは?※本稿は博報堂のシンクタンク、博報堂生活総合研究所『Z家族 データが示す「若者と親」の近すぎる関係』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。

母親のアドバイス通りに
行動するZ世代

 コアZ世代(編集部注/2024年時点で19~22歳の世代)の若者は家族に対する信頼感を持っています。そして上下世代では恋愛観の違いがあります。家族において、変化した親の姿について分析していきます。

 さまざまな人間関係のなかで、家族──特に母親が若者にとって最も信頼できる、心を開ける存在になってきていますが、実は母親の役割はそれだけではないこともデータから読み解くことができます。

 Z世代は母親を母艦のように「心のよりどころ」とするだけでなく、灯台のように「道しるべ」にもしているのです。

 たとえば「母親のアドバイス通りに行動することが多い」に対する数値は、51.5%→68.0%と増加。今や7割近い子どもが母親を頼り、教えてもらったことを素直に行動に移しています(編集部注/生活総研が2024年に実施した、19~22歳の未婚男女を対象とする「若者調査」のデータより。家族関係や交友関係、働き方、学び、環境意識など、さまざまな切り口で若者の意識や行動の傾向を聴取。前回の「若者調査」を行ったのは1994年。30年越しに行われた「若者調査」は、いずれも首都圏40km圏内で、同じ時期に、同じ訪問留置法で実施された)。