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若者の恋愛離れが叫ばれて久しい。「友達以上恋人未満」という関係は姿を消し、デートする相手がいる若者の率も減少している。しかし、異性の友達の男女別データに目を向けると、通説とは異なる事実が浮かび上がる。男性の草食化だけでは説明できない、若者の恋愛離れの本当の原因とは?※本稿は博報堂のシンクタンク、博報堂生活総合研究所『Z家族 データが示す「若者と親」の近すぎる関係』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。
「友達以上恋人未満」は
いまや死語に!?
国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査で聴取されている、現在の交際状況(18~34歳独身者対象)で減少が顕著な項目があります。それが「友人として交際している異性がいる」という項目です。1992年には男性で19.2%、女性で19.5%いたこの属性は、2021年には男性で4.7%、女性で6.0%ともはや絶滅が危惧されるまで激減しています。
ここでの「友人として交際」とはどういう関係なのか?ですが、この調査では一貫して恋愛観や結婚観について聴取しており、異性との同棲や性交渉の経験などを深掘りする設問の後に、この現在の交際状況を聴取する設問が続いています。
また、「恋人として交際している異性」だけでなく、「友人として交際している異性」がいると回答した場合にも、その人と結婚したいと思っているかどうか追加で回答する流れになっています。
それらを踏まえると、この「友人として交際」はただの友人と捉えるべきではありません。恋愛対象になりうる異性と交際している、もっと具体的にいえば「恋人ではないもののデートはしている相手」、つまり「友達以上恋人未満」くらいに考えてよいでしょう。そのような関係性が、現在では独身の若者の間で消滅しかかっているのです。







