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明確な指示を部下に出し、てきぱきと仕事を回している。部下自身にも考えてもらう機会を与えて自律性を引き出そうとしている―――"できる上司"のように思われます。
しかし、そのような上司でも、なぜか部下に活気がなく疲弊している職場があります。原因はその上司の「ある口癖」にあるのですが、本人はそれを自覚していません。どういうことなのでしょうか?(アークス&コーチング代表 櫻田毅)
着任数カ月後に感じた
部下たちの重苦しい空気
ある調査関係の企業で、新任のチーム長として着任した石山さん(仮名)。責任感が強く、仕事は一切手を抜かないことが信条です。部下にもその点を伝えるとともに、あとは自分で考えるように促していました。
しかし、着任から数カ月たったころ、部下たちの間に重苦しい空気が漂っているのを感じました。仕事柄、レポートの締め切りに追われることは仕方がないのですが、覇気がなく疲れ切っている様子なのです。
気になった石山さんは部下の一人に聞いてみました。
いったんは、「いえ、大丈夫です」と答えた部下でしたが、「言いたいことを言って構わないから」と続けると……予想もしていなかったことを聞かされます。
クライアントや部下のためにと思っていた「ある口癖」が、部下たちを追い込んでいたのです。







