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「このまま今の仕事を続けていいの?」「評価されているのかどうか実感がない」。そんなモヤモヤを解消する方法を、人事コンサルタント・難波猛さんの著書『ボスマネジメント』(アスコム)から一部抜粋して特別公開します。本書ではその名の通り、部下が上司と建設的に対話し、Win-Winの関係を築くための実務的スキルを紹介しています。今回は「社内での交渉力を高めるヒント」について解説します。
「辞められたら困る存在」になると、
キャリアは思いのまま
ボスマネジメントが一番楽になる近道は、「会社を辞められたら困る存在」「辞めても他から声がかかる存在」になることです。
すなわち、“エンプロイアビリティ(雇用されうる能力)が高い人材”になるということです。
身も蓋もない話ですが、「辞めても業務が回る」「正直なところ、辞めても大きな影響はない」と認識されている人の要望が通りにくいのは、組織として自然な判断です。
一方で、「この人がいなくなると、代替がすぐ利かない」と思われている人材の合理的な要望は、上司も人事も真剣に検討します。
ここで重要なのは、「余人をもって代え難い」ポジションを獲得することです。
目指すべきは、「この人がいることで、チームや組織が活性化する」「この人がいなくなったら、会社にとって大きな損失になる」「この人は、これからも新しい価値を生み出し続ける人材だろう」「同業他社でも、きっと評価される人材だろう」と認識される状態をつくることです。
こうした存在になれば、あなたの交渉力は高まり、キャリアの選択肢は格段に広がります。今の仕事を続けても良いでしょうし、別の役割にチャレンジするのも良いでしょう。異動・転職・独立で環境を変えて新たなフィールドに挑戦するのも良いでしょう。
個人と企業は対等な関係にあると口では言っても、やはり、雇われている側が弱い立場になりやすいです。「必要最低限」の業務にとどまっている状態では、「雇ってあげている」「雇ってもらっている」という意識になる場合もあります。
この関係性を、対等な位置にまで引き上げるのが、「自分は他のキャリアを選択できる」「選択肢がある中で、自分の意思でこの会社を選択している」というキャリア自律の意識です。そのために必要なスキルが、ボスマネジメントです。







