フィリピン行きを聞いて、トキ動揺
トキはランの家を訪ねる。スープをごちそうになる。
お口に合うかしら? と言われて「ん! 合いました!」
「倒れた以外はお元気なの?」
「あとは英語の方がお元気ないですね」
とトキは言う。ちっとも上達しなくてレッスンを打ち切られたというと、ランは
「もういいんじゃない英語は。聞いたわよ。旦那様。フィリピンで暮らして滞在記、書くそうじゃない」
だから、英語のレッスンを終わりにしたのではないかと推察した。
「みーんな最後は旦那が1人で出ていくのよ。うちも同じ。もしロバートがアメリカへ帰るなんてことになったら別れるつもり」
いろんな意味でランの爆弾発言。
夫がアメリカに帰るなら別れるとサバサバしていることに驚くが、トキが驚いたのは、ヘブンがフィリピンに行くつもりだということ。初耳で、「急に英語始めたのは私を連れて行こうと思っちょって。でも、それをやめてしまったってことは……」と独り言をつぶやく。ヘブンも最近、独り言が多い。夫婦そろって独り言。
「ヘブンさんヒリピ(フィリピン)行くんですか。聞いちょらんのです」「どげなるんでしょうか私は。家族は」
トキは動揺し、帰宅途中、道端で座り込んでしまう。
そこに駆けつける丈と正木。たぶん、丈と正木。でも声だけで顔が映らない。なんでだ。駆け寄ったのが誰か、気を持たせる必要もないと思うが……。









