「いつも、悩みすぎて損してる!!」
日本人は礼儀正しくて、とても優秀……なのに、日々必要以上に思い悩んでいないだろうか?
「“究極の合理思考”を身につければ、もっと楽しくラクになる」――。数十億規模の案件に関わり、インド人部下オペレーションを経験したインド麦茶氏は、「常に自分中心」「短期志向」「無計画で今を生きている」ように見える彼らに「日本人が幸せを謳歌するための“ヒント”」を見出したという。
新刊『インド人は悩まない』では、人口14億・上位1%が富の40%以上を所有する超競争・過密・格差社会を生き抜く人々の「規格外の行動力」と「抜け目なさ」の秘密を紹介している。今回はその魅力の中から一部をお届けする。(構成/ダイヤモンド社・榛村光哲)
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「めんどくさがり」は才能
「自分は、めんどくさがりだ」という人は、人生を幸せにする才能を持っている。
むしろ、大変な仕事でも苦も無くコツコツやってしまえる人は、資本主義の原理が力を握るこの世界では、仕事はできるが幸せになれないかもしれない。
仕事の中には手がかかるだけで大して価値を生まないような仕事もある。一人の労働時間で可能な仕事量には限界があるので、そのような「めんどくさい」仕事をいつまでも自分でやっていたら一向に幸せにはなれない。めんどくさいと思ったこと・自分がやりたくないと思ったことは、他人にやらせないといけないのだ。
「どうしたらラクか?」を考える
優秀であることや強くなることは大切だ。しかし、それと同時に、「どのように楽をすればいいのか」を考えることは、幸せになるために極めて本質的であるという事実は、日本ではあまり語られることはない。
資本主義の仕組み自体が、自分でやるのは「めんどくさい」金儲けを、資本がが、経営者、そして従業員に下請けに出している構造だ。めんどくさいことを誰かに渡して自分が楽になるスキルがなければ、構造的にずっとつらいままなのだ。せっかく優秀で強くなっても、どんどん大変になるばかりで自分が幸せになれないのならば、その能力や優秀さに全く意味がない。
さながら、繁盛しているラーメン屋の店主が、そのラーメン屋を維持するために、「めんどくさがらずに」休みなく1年中働いているようなものだ。ラーメン屋は繁盛するかもしれないが、働きすぎて心や体を壊してしまったら幸せにはなれない。
「めんどくさがり」だからこそのポテンシャルは他にもある。



