ルワンダのポール・カガメ大統領は1月下旬、リンゼー・グラム米上院議員(共和、サウスカロライナ州)に電話をかけ、米国による制裁発動を阻止するよう協力を求めた。ドナルド・トランプ大統領が仲介した和平合意をルワンダが破ったことを理由に、ホワイトハウスは同国に制裁を科す構えを示していた。グラム氏はこれに応じ、ルワンダは信頼できる米国のパートナーであり、制裁は同国を和平合意から離反させる恐れがあると政権を説得。事情に詳しい複数の当局者によると、ホワイトハウスは制裁案を棚上げした。これまで報じられていなかった一連の経緯は、ルワンダへの対応を巡る米政府内の亀裂を浮き彫りにしている。ルワンダは代理勢力を通じて、コンゴ民主共和国での紛争を再燃させている。