『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、年収が高くても満たされない人の特徴について著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

年収が高くても満たされない人の特徴Photo: Adobe Stock

年収が高いのに満たされない人の特徴

年収が高いにもかかわらず、満たされていないと感じる人には共通点があります。

それは、年収を目的にしてしまっていることです。

本来、年収は結果であって目的ではありません。どんな仕事を選び、どんな環境で、どんな時間の使い方をした結果として年収が決まります。

ところが、「年収を上げたい」という気持ちが先行すると、その手段との相性を考えなくなります。自分が納得できる働き方なのか、続けられる仕事なのかを確認しないまま、条件だけで選んでしまうのです。

結果として、「お金はもらえているが、なぜこの仕事をしているのか分からない」という状態に陥りやすくなります。

生活・仕事・人間関係の負荷を過小評価している

高年収の仕事には、それ相応の負荷が伴います。長時間労働、プレッシャーの大きさ、成果への強い要求、人間関係の緊張感などです。

問題なのは、その負荷を事前に十分想定できていないケースです。「忙しいのは最初だけ」「慣れれば大丈夫」と考えてしまい、実際の消耗度を軽く見てしまいます。

年収が上がるにつれて、自由な時間や精神的な余裕が削られていくこともあります。その結果、収入は増えているのに、生活の満足度が下がっていくという逆転現象が起きます。

年収だけで仕事を選ぶと、この負荷の大きさを見誤りやすくなります。

自分は何がストレスなのか

もう一つ大きな間違いは、自分のストレス耐性を正しく理解していないことです。人によって、耐えられるストレスの種類はまったく異なります。

人間関係がしんどい人もいれば、成果が数値で可視化される環境が苦手な人もいます。不規則な生活が合わない人もいれば、裁量が少ないことに強い不満を感じる人もいます。

年収が高い仕事は、特定のストレスを強く伴うことが多いです。そのストレスと自分の相性を考えずに選ぶと、どれだけ報酬が高くても幸福度は上がりません。

年収は大切な要素ですが、それだけで幸せが決まるわけではありません。今の仕事が「なぜしんどいのか」を一度言葉にしてみると、自分にとって本当に大切な条件が見えてくるはずです。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです