NVIDIAのような急成長株はレアですが、子どもたちの感性は侮れないものです。

 だからこそ、子どもが「これスゴい!」「今すごく流行ってるんだよ」と目を輝かせて話し出したときは、それが株価変動のヒントかもしれないと考えてみてください。親子で「その商品やサービスをつくっている会社ってどこ?」「株価どうなってる?」と調べてみるだけでも、大人では思いつかない発見につながる可能性があります。

 もし企業名がすぐに出てこなかったり、何を選べばいいかわからなかったりするときは、子どもの日常からヒントを探すのが正解です。

 たとえば、ゲームが大好きなら任天堂やソニー、スマホやタブレットに強い関心があるならAppleやMicrosoft、スニーカーにこだわりがあるならNIKE、車に目がないならトヨタ、Tesla、といったふうに、普段の「好き」や「使っているもの」に関連する会社を調べてみましょう。

 ポイントは、「誰かが勧めたから」ではなく、子ども自身が“興味”や“ワクワク”を感じる企業を選ぶこと。好きだからこそ、自分ごととして応援できるし、ニュースにも敏感になれる。そうやって自然と“株の世界”に入っていけるのです。

注目銘柄の株価が動いたら
ニュースもセットで追う

 お気に入りの株を見つけて、日々の値動きをチェックするようになったら、その株価が上がった日、下がった日には、必ず“何が起きたのか”を調べてみてください。

「なんで今日は下がったんだろう?」

「逆に、なんで急に上がったの?」

 その“理由探し”こそが、経済を肌で感じるトレーニングになります。

 というのも、株価というのは気まぐれに動いているわけではないからです。

 新製品の発表、業績の上方修正、為替の影響、社長の退任、SNSでの炎上……。

 必ず何かしらの「理由」とセットで動いているんです。

 ニュースと株価をセットで追うクセをつけると、だんだんと「これは株に影響ありそう」とか「このニュースはそこまで動かないな」といった“読み”が立つようになります。

 ゲーム感覚でOK。ちょっとしたクセが、未来の金融リテラシーをぐっと底上げしてくれますよ。

 たとえば、息子が初期に買った株のうちのひとつが「NIKE」でした。ある日そのNIKE株が急落したタイミングがあり、私は息子にこう尋ねました。

「今日の株価、かなり下がったけど、なんでだと思う?」