出世も成功も「あと一歩で届かない人」の特徴・ワースト1とは何か。
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

出世も成功も「あと一歩で届かない人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

あと一歩で届かない人

 あと一歩で届かない。
 実力はある。努力もしている。それなのに、なぜか突き抜けない。

 このタイプの人には、共通する特徴があります。
 それは、「外側に動機を置いていること」です。
ゆるストイック』という本では、かつての成功者の特徴をこう振り返ります。

かつてのスターたちは、人間的な欲求に突き動かされていました。
「モテたい」「稼ぎたい」「認められたい」……。
そんな欲望を堂々と語るビッグマウスの人たちが想像できるでしょう。
しかし、大きな成果を上げた後、バランスを崩し、スキャンダルや問題に巻き込まれることも少なくありませんでした

――『ゆるストイック』より

 このタイプの人は、エネルギーは強い。
 しかし、そのエネルギーは「他人からどう見られるか」に依存しています。

 認められたい。
 勝ちたい。
 評価されたい。
 この動機は、短期的には強力です。
 しかし長期的には不安定です

届かない人は「他人軸」で動く

 外側の評価を軸にしていると、

・結果が出ないとモチベーションが下がる
・他人と比較して消耗する
・一貫した行動が取れない

 結果として、「あと一歩」が埋まりません
 一方で、現代の成功者は違うと『ゆるストイック』は指摘します。

現代の新しい世代のスターたちは違います。
「修行僧」のように黙々と自己を磨き続けているのです。
評価されることや、他者との勝ち負けに重きを置かず、ひたすら自分自身に向き合い続けている。
そんなスタイルを持っています。
そうした姿勢の中には、自分に厳しくストイックでありながら、他人に自分の価値観を押し付けない柔軟さが見て取れます。
彼らは自分の目標を追い求めつつも、他者を否定することなく、その違いを尊重しています。
この柔軟性を持ったストイックさこそが、「ゆるストイック」という生き方です。

――『ゆるストイック』より

ワースト1は「他人を軸にしていること」

 あと一歩で届かない人の特徴・ワースト1。
 それは、「他人を基準にしていること」です。

 評価されるかどうか。
 勝てるかどうか。
 どう見られるか。
 これを基準にすると、行動がブレます。

 一方で、伸びる人は「自分との対話」を軸にしています
 昨日より少し前に進めたか。
 自分の基準で成長しているか。
 ゆるストイックとは、他人を無視することではありません。
 他人に振り回されないことです
 外側ではなく、内側に基準を置く。
 それが、「あと一歩」を超えるための条件なのです。

佐藤航陽(さとう・かつあき)
株式会社スペースデータ 代表取締役社長
1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人(Forbes 30 Under 30 Asia)に選出される。最新刊『ゆるストイック』(ダイヤモンド社)は9.5万部を突破した。
また、新しくYouTubeチャンネル「佐藤航陽の宇宙会議」https://youtube.com/@ka2aki86をスタートさせた。