仕事のキャパが10倍になった」「圧倒的に悩む時間が減った
そんな感想が届いているのが、木下勝寿氏のベストセラー『売上最小化、利益最大化の法則』『時間最短化、成果最大化の法則』『チームX』『「悩まない人」の考え方』の強力4部作だ。なかでも「飛び抜けて面白い必読の一冊。心から「買い」!!」と絶賛されているのが、『「悩まない人」の考え方』。「ここ20年以上、まともに悩んだことがない」という著者が一生悩まない最強スキル30を初公開した。新年度を迎え、何かと悩みは多い時期。今回はライターの小川晶子氏に、読者に役立つ視点から鋭く読み解いてもらおう。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)

「お金がないからできない」と言う人が気づいていない残酷な真実Photo: Adobe Stock

10億円あったら、どうする?

 突然だが、ちょっと考えてみてほしい。
 もし10億円もらえることになったら、あなたはどうするだろうか?

 賃貸暮らしの私は、1億なら「家を買う」と言いたいところだが、10億となるとちょっと悩む。
 何か社会に良いことで起業するための資金にするとか……?
 普段想像もしていない金額ゆえ、恥ずかしながらいい答えが出てこない。

 実はこれは、レオス・キャピタルワークス創業者の藤野英人氏がSNSで投げかけた質問だそうだ。

 北の達人コーポレーション社長の木下勝寿氏は、著書『「悩まない人」の考え方』の中でこれを紹介し、コメント欄に集まった答えのほぼすべてが「10億円なくてもできること」か「10億円あってもできないこと」のどちらかだったことに驚いたと述べている。

「将来性のある企業に投資します」→10億円なくてもいますぐできる。
「起業します」→10億円なくてもいますぐできる。
「本当に日本のために働く政治家になります」→10億円あればいい政治家になれるわけではない。本当に日本のために何かしたいなら、いますぐ立候補して政治活動を始めればいいだけ。

 これは興味深い。確かにそうだ。
 やりたいなら10億円なんてなくても今すぐやればいいし、「国を動かす」レベルになると10億円あればできるという話ではなくなる。

 木下氏は、起業を考えている人からよく「資金がなくて困っている」と相談を受けている。どんな相談事も「○○さえあれば……」と思っていることはたいてい思い違いなのだという。

「○○がないからできない」は、考えたり行動したりするのを先延ばしにする言い訳になっている(本人もうすうす気づいている)。
 最も便利な言い訳が「お金」なのである。

 10億円あったらどうする? という問いは、「お金がないからできない」という言い訳をあぶりだしているとも言えよう。

「お金がなくて○○できない」悩みが消え去る

 木下氏は『「悩まない人」の考え方』の中でこう述べている。

 たいていの問題は、お金がなくても対処できる。
 問題に立ち向かうときにいちばん大事なのは「思考」と「行動」だ。
 考えることをあきらめず、しかるべき行動を取れれば、お金なんて必要ない。
 こう考えれば、「お金がない」せいで悩むことはなくなる。

(『「悩まない人」の考え方』p.110)

 本書で木下氏が指摘しているように、とくに現代において「事業を始めるには資金がいる」という理屈は通用しなくなっている。
 ネットを使えば、資金ゼロでも始められる。
 最終目的から逆算して、「思考」して「行動」すれば、お金は問題ではないのである。

 お金に限らず、「○○がないからできない」という思い込みに気づいて思考を変えたとき、悩みは消えていく
 本書を活用すれば、自分で自分に足かせをはめるのではなく、理想に向かう一歩を踏み出すことができるだろう。

(本稿は『「悩まない人」の考え方――1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30』に関する書き下ろし記事です。)