まずは、生きていくうえで必要なものを買うための「使うお金」。住居費や食費、スマホ代など、いわゆる「生活費」です。

 次に、「貯めるお金」。基本的に使わないお金ですが、イレギュラーな支出に備える「生活防衛資金」になります。3年以内に使うお金も、ここに分類を。

 これらをとりおいて残った余剰資金が投資で「ふやすお金」です。しばらくは使わないお金を運用して、将来に備えるわけです。

 目的にあわせ、口座も3つに分けましょう。そして、「使う口座」には手取り月収の1.5カ月分、「貯める口座」には手取り月収の6カ月~1年分をとりおいてください。

 2つを準備したら、残ったお金を「ふやす口座」に入れます。運用目的なので、金融機関のおすすめは手数料が安いネット証券。提携がとりやすいネット銀行で「貯める口座」を開き、貯金の余剰分を「ふやす口座」に回せるようにするのがベスト。「貯める口座」は使わない前提なので、ネット銀行は預金金利が高い点でも最適でしょう。

 投資に意欲があり、3つの口座分けができたら、NISAやiDeCoでどんどん投資していきましょう。

 口座分けがまだできておらず、余剰資金がない人は、いったん安全確実な普通預金や定期預金へ。収入や年金で暮らせるメドがつき、余剰資金ができてきたら、少額ずつ投資を始めるといいでしょう。

 退職金と貯蓄で十分な老後資金がある人は、投資に興味がないなら、無理に運用する必要はありません。預貯金や個人向け国債で、安全に確実にキープを。元本保証で使い勝手がいい「個人向け国債・変動10」「個人向け国債」とは、個人で購入できる国債です。固定と変動があり、おすすめは10年満期の変動型「変動10年」。市場金利にあわせて半年ごとに金利が見直されるため、金利上昇の恩恵が受けられます。元本保証で、1年たてばいつでも引き出し自由。金利は1.48%(※2026年2月募集分)。