やらなければいけないことをつい先延ばししてしまう。できない理由ばかりが頭に浮かんで、動きたくても動けない。そんな人におすすめなのが、書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)だ。本書は「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、人生を心から満足のいくものにするための1冊。本書の発売を記念して、ライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「やる気があるのに動けない人」の共通点とは?Photo: Adobe Stock

「失敗すること」を極度に恐れる

ライターとして仕事を始めたとき、最初に任されたのはインタビューだった。

しかも相手は芸能人。失敗はできないと焦っていた。

インタビューの経験などもちろんない。

とりあえず、インタビューのやり方が書かれた本を一冊買って読んでみたが、不安はほとんど消えなかった。

どんな質問をすればいいのか。
相手が黙ってしまったらどうするのか。

うまくいかない場面ばかりが頭に浮かんできて、本を読めば読むほど、むしろ焦りは大きくなっていった。

「成功の反対は、失敗ではない。成功の反対は何もしないことだ」

行動心理学とリーダーシップを研究し、著作が累計110万部を超えるベストセラー作家の池田貴将氏は、著書『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』でこう述べている。

「成功の反対は、失敗ではない。成功の反対は何もしないことだ」

当時の私は、「失敗しないための準備」ばかりしていた。

本を読み、質問を考え、頭の中で何度もシミュレーションする。

でも、それはすべて想像の中の話でしかなかった。

「今できること」から試してみる

考え続けても不安は消えないと気づき、友人にインタビューの練習台になってもらうことにした。

知識を頭に入れることと、実際に試すことはまったく違う。

やってみてはじめてわかることが、思っていた以上に多かった。

本書によると、「停滞しているときに避けたいのは、何もしないまま同じことを繰り返すことだという。

小さくてもいいから何かを試すことが、次の一手を見つけるきっかけになるのだ。

「走りながら考えるクセ」をつける

本番の取材は、決してうまくできたとは言えなかった。

慣れていない部分が多かったが、それでも最後までやり切ることはできた。

そのとき取材した相手が言っていた言葉が、とても印象に残っている。

「悩んでいる時間がもったいない。間違いだったら、その都度直せばいい」

実際に動いてみた後だったから、その言葉がすとんと入ってきた。

失敗してもいい場所で一度試したことが、あの本番を乗り越えさせてくれた。

「失敗」を恐れないことで、「動ける人」になれる

完璧に準備してから動こうとすると、何も始められなくなってしまう。

そもそも、完璧な準備というものは存在しないだろう。

実際にやってみてはじめて、何が足りないのかが見えてくる。

つまり、「失敗」こそが「前に進むための材料」になるのだ。

成功したいなら、むしろたくさん失敗したほうがいい。

本書は止まっている自分をどう動かすか、その考え方を教えてくれる一冊だ。

(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)