ジェフリー・エプスタイン元被告の電子メールの署名に記された免責事項は、警告であると同時に挑発でもあった。このメッセージの内容は「インサイダー情報に該当する可能性がある」というものだ。元被告にとって、社交と証券法の境界線は曖昧だっただけでなく、その曖昧さ自体が彼のビジネスのやり方の一部だった。米司法省が公開した元被告に関する文書は、この性犯罪者が、広い人脈を持つ協力者たちからいかに容易に機密情報を収集していたかを示している。元被告は、イスラエルのエフド・バラク元首相が会長を務めるテック系スタートアップの取締役会議事録を同氏から受け取っていた。米金融大手JPモルガン・チェースの元幹部、ジェス・ステイリー氏は、同行が秘密裏に進めていたM&A(合併・買収)案件の詳細を元被告に電子メールで送っていた。米マイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ氏の主要顧問は、同氏が出資しているバイオテック系スタートアップに関する情報を元被告に伝えていた。
エプスタイン元被告のインサイダー取引、その手口とは
複数の協力者から機密資料の提供を受け、それを自身の投資に利用していたことが明らかに
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